2003年05月27日(火)

「私たちは、救われる人々の中でも、滅びる人々の中でも、神の前にかぐわしいキリストの香りなのです」(Uコリント2:15)


 未信者の親族がタバコを吸うだろう。
部屋に入ると少し前まで、父親がいたのだなと、
すぐわかる。愛すべき父親特有の匂いだ。
また別の匂いもある。赤ん坊から放たれるミルク
の匂いがある。独特の微笑ましい、心温められる
匂いだ。女性から漂う香水の香りもある。強烈で
はない心地良い、ほのかなかぐわしい香りだ。
様々な香りがあり、周囲に放たれている。
私達も周囲の人々に必ず何らかの香りを放ってい
る。人があなたの名前を聞く時、どんな印象を持
っているだろう、どんなイメージを浮かべ、どん
な感じを持つだろうか。あなたは周囲にどんな香
りを放っているだろう。自我が砕かれて、自分に
死んで行く事によって、キリストの似姿へと形造
られ変えられて行く。それによって、キリストの
かぐわしい香りが放たれて行く。