2007年04月26日(木)

「あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、みなに仕える者になりなさい」マタイ21:26


ゼベタイの子達、ヤコブとヨハネの
母が、彼らと共に主にひれ伏して願
った。主が王になった時には、自分
の子達を右大臣と左大臣にして欲し
いと。そしてこの事を聞いた他の10
人は、この二人の兄弟の事で腹を立
てた。結局、同じ思いであり、先を
越された事に怒ったのだ。弟子達の
間では、比較と競争が常にあり、関
心の的は誰が一番かという事だった。
そして全員が思っていた。自分が一
番だと。この自己中心こそが、主を
見えなくさせ、御心を見えなくして
しまう。自分の価値観、自己中心の
フィルターでしか、物事が見えない
ため、神の心がわからない。主がこ
れから十字架にかかると告げられた、
まさに「その時」の出来事なのだ。
何と的はずれな事だろう。しかし、
私達も祈りが答えられない時、自分
の願ったものと違う時、反抗と不満
で一杯だろうか。結局、神すら利用
して、自分の思い通りに生きたいと
いう自分。人より上でありたい、支
配したい、という欲とプライド。こ
れが神の心を見えなくする。主の答
えはどうか。仕える者になりなさい
だ。仕える人は自分を捨てている人
だ。自己中心に死なない限り、人に
仕える事は出来ない。自分を主に明
け渡して、御霊の導きに従おう。神
のお心がわかり、従う者に変えられ
て行く。
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一人で主に向かっている時は良くて
も、周囲を見ると優劣の比較のなか
に置かれてしまう。ストレスの原因
はいつもここだ。自分が一番から仕
える者に、との態度なら優劣とは無
縁だ。そのような者に神様が変えて
くださる。