2001年09月25日(火)

 「主は私を緑の牧場に伏させ、いこいの水のほとりに伴われます」(詩篇23:2)


 ある掃除好きの婦人がいた。家が綺麗に
片付いていないと、どうしても気が済まな
い。気になるとそれしか頭になく、猛然と
掃除に取りかかるのであった。
家中をピカピカに磨き上げるまで綺麗にし
た。ある時は、朝起きるとすぐ窓拭きや床
磨き、時に、夜を徹してありとあらゆる所
を掃除した。家が綺麗でないとイライラし
て落ち着かず平安が持てないでいた。
それで平安を得るために常に家事をしてい
た。歳と共に、身体が思うように動かなく
なった。今まで出来ていた家事が不可能に
なった。心が焦り苛立ち、落ち込み掛けた
時、神は語りかけて下さった。家の中の状
態よりも心のあり方が大切だと。
神様との関係が第一に大切だと。真に重要
なものに焦点を合わせて下さった。家事が
思うように出来なくとも、平安に喜びと落
ち着きを持った信仰生活が与えられる。