2009年07月26日(日)

「イエスはご自分では、しようとしていることを知っておられたからである」ヨハネ6:6

祈りについて、時々聞く事がある。事態の好転を願って祈っているのに、祈れば
祈るほど、祈る前より、更に事態が悪くなって行く。あなたも経験した事がある
かも知れない。

一体どうなっているのかと、いぶかる。祈りは聞かれていないのかと不安になる。
そうでなく、祈りは聞かれている。更に祈り続けて行く時、忍耐の末に大きな報
いを受け取る。

アウグスチヌスの母モニカの、涙の祈りは有名だ。不肖の息子のために祈り続け
た。祈り続けるが、祈るほどに、見えるところは、返ってますます悪くなって行
った。
しかし「涙の子は決して滅びない」との励ましを受け、放蕩三昧の息子のために、
日夜祈り続けた。

そして当時世界一の歓楽街のローマへ行くという。そんな所へ行くなら、もう二
度と立ち返れないと、止めて下さいと祈り続けた。しかし、結果的に、アウグス
チヌスはそのローマで劇的な回心をする事になる。

幾ら祈っても、自分の願いと反対方向に事態が進む事がある。しかし、神のご計
画は人の思いを越えている。神は深く高い、み思いを持っておられる。

あえて、そこを通される事がしばしばある。そこを通らなければ、見ることので
きない神のみわざがあり、学びがあり、結果的に神の栄光が現される。神のご支
配と主権を認め、神を信じ、待ち望もう。

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懸命に助けを求めて祈るのに、事態はむしろ悪くなって行く事を、時に経験する。
しかし、主はしようとしている事をご存じだ。信仰が試され、忍耐が求められる。
結果的に必ず神の栄光が現れる。祈り続けよう。素晴らしいみわざを見る。