2009年10月26日(月)

「気をつけて、静かにしていなさい。恐れてはなりません。あなたは、これら二つの木切れの煙る燃えさし・・の燃える怒りに、心を弱らせてはなりません」イザヤ7:4

     

私たちは、何か突然の事態が起きた時どうだろう。どんな反応をするだろう。小舟に乗った時の弟子たちのように、波風に、驚き慌て、パニックになるだろうか。舟が沈むとばかり、焦って、気が動転するだろうか。何とかしようと、必死に立ち騒ぎ、動き回るだろうか。

試練の最中に、静まって主を信頼することが簡単でないことを、主はご存じだ。それゆえ「気をつけて、静かにしていなさい」と言われる。
静まることが出来ない。不安で、不安でたまらない。何かしなければ、落ち着かない。じっとしている事が出来ない。心が騒ぐのだ。とにかく何かしなければと思ってしまう。

当時、ユダはアラムやイスラエルの勢力に怯えていた。「王の心も民の心も、林の木々が風で揺らぐように動揺した」しかし、神はこれらの敵対勢力を「二つの木切れの煙る燃えさし」と言われた。恐れないで、神を信じているようにと。

どうだろう。不安な状況を前に、心が騒いで、揺れて、思い煩いで一杯になり、信仰も、神も吹っ飛んでしまうだろうか。「立ち返って静かにすれば、救われ、落ち着いて信頼すれば、力を得る」「やめよ。わたしこそ神であることを知れ」不安と思い煩い、動揺を止めよ。今、恐れと不安な状況にあるなら、気をつけて静かにしていよう。今こそ神を信頼しよう。
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不安や恐れを覚える時、それは神ではないものに焦点を合わせているとの神からの警報だ。立ち騒がず静まり神に目を向ける時、今恐れているものの正体は、ただの燃えさしの木切れだと知る。