2010年01月26日(火)

「私たちはぜひとも、上って行って、そこを占領しよう。必ずそれができるから」民数記13:30



出エジプトを果たし、民が荒野をさまよっていた時に、主の命令により、モーセは、カナンの地を偵察するよう12人の斥候を遣わした。結果は二つに分かれた。10人は否定的見解だった。民は強大で、自分達はいなごのようで、攻め上れないと怯えた。

しかし、ヨシュアとカレブは、上って行って占領しようと、人々を励ました。民は、出エジプト時に、神の超自然の力を経験していた。カナンの地の約束も何度も聞いていた。しかし、斥候の言葉を聞いた時、神を信じる事が出来なかった。

12人は、全く同じ状況を見た。しかし、信仰の目で見るのと、肉の目で見るのとでは、こんなにも正反対の結論が出る。新しい事を始める時に、8割方はまず出来ない事から、計算を始めるそうだ。そして納得の行く説明がついてしまう。

人間は肯定的より、否定的考えの方が強く、放っておくと、必ず否定的方向へ進んでしまう。10人と民達は、神ではなく、状況しか見なかった。しかし、ヨシュアとカレブは、神を見て、神の約束を見た。

彼らに導かれた人々は約束の地へ入って行くが、不信仰に陥った民は皆、荒野で滅んだ。神は、「不可能」だと信じない人々と一緒に働く事が出来ない。私達の思考は否定的、悲観的に傾いてしまう。神の言葉に立ち、御言葉を握り、御言葉で判断して行く訓練が大切だ。あなたが見ているのは。御言葉か、状況か。
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思いの中にはいつも不安、恐れがあり紙一重で自分の見たいように見てしまう。それは危険だ。「必ずそれができるから」と言って下さっているのは全能の神だ。約束の御言葉を握り、不信仰と闘い勝利しよう。