2011年01月26日(水)

「サライの女奴隷ハガル。あなたはどこから来て、どこへ行くのか」創世記16:8


神の約束があるが、なかなか子供ができないサライは、奴隷ハガルにより、子供
を得ようと提案し、アブラハムはそれを受け入れた。ところが、ハガルはアブラ
ハムの子供を宿した途端、高慢になり、サライを見下げた。

奴隷から侮辱されたサライは、怒りで、今度はサライがハガルをいじめた。余り
にも辛く、ハガルは荒野に逃亡した。するとそこに主の使いが現われた。
「サライの女奴隷ハガル」とはっきりと、サライの奴隷である立場、現実を認識
させられた。

「どこから来て」高慢に陥った結果、サライのいじめに会い、その苦しみから逃
げているという現実を、見せられた。「女主人サライのもとから逃げている」と
ハガルも認めた。「女主人のもとへ帰る」よう、「身を低くするよう」告げられ
た。私たちへの言葉でもある。

問題から、環境から、状況から、苦しみの余り、とにかく何でもいいから逃げた
い。その状況から出たい。それが救いだと思う。しかし、主は逃げても何の解決
も無いと言われる。そこを逃げても、自分自身は何も変わらないので、次の環境
で同じ事を繰り返す。

自らの傲慢ゆえ苦しみを招いたので、身を低くし、へりくだって仕えよと。私た
ちも時として、逃げたいが、その所にとどまり、「へりくだれ」と言われる。
どうしてこうなったのかよく考えよと。その時、必ず豊かな祝福と成長がある。
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痛いところを見ないで逃げている限り同じ失敗を何処でも繰り返す。自分が変われ
ることが祝福で一番の解決だ。御前にへりくだり、身を低くして神様にとどまり続
けよう。必ず変えられ成長を遂げた者に神様がして下さる。