2012年02月24日(金)

「ほうっておきなさい。彼にのろわせなさい。主が彼に命じられたのだから・・主は、きょうののろいに代えて、私にしあわせを報いてくださるだろう」Uサムエル16:12


シムイがダビデに石を投げ、ダビデを呪い、ウリヤ殺害の罪を罵倒した。「血まみれの男、よこしまな者」と。「首をはねさせて下さい」という部下に、主が命じられたのだから、放っておけと、ダビデは報復を許さなかった。これは、神からの懲らしめ、神からの訓練と受け止め、甘んじて受け入れた。

「私の身から出た私の子さえ、私の命を狙っている」、シムイどころか、今や実子アブシャロムすら自分に歯向かっている。それゆえシムイの呪いも、神から出たものと受け取っている。何とへりくだった心と態度であり、信仰に生きていたことだろう。

主は「今日の呪いに代えて、幸せを報いて下さる」、どのような悲惨な状況の中でも、状況を変えようともがくのでなく、神の前に正しい心でいるなら、それをも主が良い事のために計って下さる。

ヨセフの「あなたがたは、私に悪を計りましたが、神はそれを良いことのための計らい」とされた通りだ。相手の悪意すらも、あなたのために益として祝福と変えて下さる。あなたの目の前のその事態を「神がされた」「神から出ている」と受け取る時、誰もあなたを損なう者はない。誰もあなたを害する事は出来ない。
あなたをキリストのかたちへと変え、成長させて行くばかりだ。
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目の前の事態を変えるのではなく、神から出ていると受けとり、その状況の中で心をきちんと神に向けていよう。内から湧き出る怒りや憎しみから守られ「私に幸せを報いてくださる」の態度に変えて行って下さる。