2014年06月25日(水)

「すると、主の軍の将はヨシュアに言った。『あなたの足のはきものを脱げ。あなたの立っている場所は聖なる所である』」ヨシュア5:15


ヨルダン渡渉を果たしたヨシュアは、立ちはだかるエリコの城壁を
前にして、不安がよぎったかも知れない。そんな時に、目を上げる
と、一人の人が抜き身の剣を手に持ち、立っていた。今にも戦おう
との状態だ。ヨシュアは、思わず「敵か味方か」と問うた。相手は、
敵とも味方とも言わず、「主の軍の将」と答えた。

敵でないなら、味方ではと思うが、同等ではなく、ヨシュアの上に
立ち、導くリーダーだと。先立って導いて下さるお方がいる。ヨシ
ュアは地に伏し「何を告げられるのですか」と尋ねると、「足のは
きものを脱げ」と言われた。自分の思いや考え、方法、力を明け渡
して、導きに従えとのことだ。

私たちも、今、目の前に立ちはだかっている城壁があるだろうか。
難攻不落の問題があるだろうか。自分の知恵や力でどうこうせず、
地に伏して、足のはきものを脱ごう。事態を、自分自身を主にお委
ねしよう。「ヨシュアはそのようにした」ヨシュアが主の言われる
通りにした時に、目の前のエリコ陥落の方法が示された。

町の回りを6日間、1度回り、7人の祭司が箱の前を行き、7日目
に7度回り、祭司達が角笛を吹き、民は大声でときの声を上げよと
いう、不思議な方法だった。しかし、その通りに従うと「城壁がく
ずれ落ちた」。問題に対し、軍の将として、導き手として、主を認
め、はきものを脱ぎ、自らを明け渡し、示された事にその通りに従
おう。その時、その問題を乗り越えて行ける。
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高い城壁を前に欲しいのは取りあえずの味方だ。そんな自分の期待
が主の御働きを見えなくしてしまう。主が抜き身の剣を持ち同伴し
て下さる。自分を無にして主にひれ伏し主の導きをさやかに聞こう。