2015年02月23日(月) 「夕暮れになると、彼らは立って逃げ、彼らの天幕や馬やろば、すなわち、陣営をそのまま置き去りにして、いのちからがら逃げ去ったのであった」U列王7:7
「夕暮れになると、彼らは立って逃げ、彼らの天幕や馬やろば、すなわち、陣営をそのまま置き去りにして、いのちからがら逃げ去ったのであった」U列王7:7
当時の飢饉で、周囲の人々が餓死して行く中、町の門の入口にいた、 らい病人達は、このままなら、自分たちも必ず死ぬことがはっきり していた。もしや敵のアラムの陣営に行けば、食糧にありつけるか も知れない。だが、殺されるかも知れない。しかし、ここにいても 死ぬのだから、その時は死ぬまでのことだ、行ってみようではない かと話し、決心し、立ち上がった。 ところがアラムの陣営の端に来た時に、そこに誰もいなかった。主 がアラムの陣営に、戦車の音、馬のいななき、大軍勢の騒ぎを聞か せられたので、敵の攻撃と勘違いし、何もかもを置き去りにして、 命からがら逃げ去っていた。戦う事もなく、何もしないまま、溢れ る豊かな食物にありつけた。神のみわざであった。 このらい病人たちから、私たちも、信仰によって一歩踏み出すこと を教えられる。そして、自分の完全無力を知る時にこそ、信仰によ る一歩を踏み出せる。主に信頼して一歩を踏み出してみようではな いかと。自分自身や、自分の生涯を、目の前の事態を、主に明け渡 すことは恐れがあるかも知れない。 しかし、自分の力で歩みを続けたところで、何の実も無い。信仰に よる一歩を踏み出してみよう。彼らは溢れる食糧や金銀を、何度も 〃も持ち出しても、持ちきれなかったように、そこに、思いを越え た溢れる祝福が備えられてい ---------- いつでも確信を持って歩んでなどいない、不安や恐れの中で常に信 仰を試されている。何も出来ない窮地の時こそ、まっすぐに主に頼 れる時だ。一歩踏み出してみよう。