2017年11月25日(土)

「ただ、おことばをいただかせてください。そうすれば、私のしも べは必ずいやされます」ルカ7:7


ある百人隊長のしもべが、病気で死にかけていた。百人隊長は、主
のもとに人を送ってしもべを助けに来て下さるよう願った。主は願
いを聞き、向かわれた。その途上で、使いを出し「ただ、おことば
をいただかせてください。そうすれば、しもべは必ずいやされま
す」と主に伝えた。

百人隊長は、その立場上、権威というものを身をもって知っていた。
自分の指図通りに部下は動く。自分の一言で、その通りに動くのだ。
それゆえ、来ていただくに及ばず、ただお言葉を頂ければ、十分だ
と言った。主の権威を心底認めていたからだ。私達はどうだろう。
主の主権と権威を、真剣に信じているのだろうか。

自分の思い通りに事が運んでいると、喜んで主を認めるが、自分の
思い通りでないと、「何で?どうして?」「神様はひどい」と、屈
折し文句タラタラだ。自分の都合の良い時だけ、主を認め、都合が
悪くなると、手の平を返した態度になる。これは「神中心」の信仰
でなく、「自分中心」の信仰だ。

神の栄光や神の御思いに中心があるのでなく、どこまでも自分の思
いが中心だ。私達の日々はどうだろう。百人隊長のように、神の主
権と権威を認め、へりくだり、神は必ず良くして下さると信じて行
けたらどんなに良いだろう。その時、主は「このような立派な信仰
は見たことがない」と言って下さる。信仰の中心が、「自分」にあ
る事に気づく事から、祝福が始まる。

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根深く自分中心が巣くっている事に、気づかせて下さる事が感謝だ。
御霊が気づきを与えては、変えて行って下さる。不信仰に気づかせ
られて、信仰へと進ませて下さる。御言葉を、約束を、信じる信仰
を与えて下さる。