2020年01月26日(日)

「これこそ悩みのときの私の慰め。まことに、みことばは私を生か します」詩篇119:50


ある人が仕事で大きなプロジェクトを起ち上げていたが、中途で問
題が起きて、行き詰まってしまった。暗礁に乗り上げ、何の方策も
無いように思えた。しかしその事業は、始める前に主に祈り、主に
導かれて起こしたものであった。どうしてよいかわからず、なすす
べも無かった。自分の無力に打ちのめされた。

主の御前に心を静め、祈ろうと時間を取った。現状と心の思いをこ
とごとく打ち明け、長い時間、主の御前にいた。導きを求め、御声
を聞こうと、御言葉に向かった。その時に「あなたがたがわたしを
選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び・・任命したの
です。それは・・実を結び、その実が残るため・・」の言葉が心に迫り
響いた。

主がこの仕事に自分を選び、任命して下さった事が、改めて確信で
きた。主が導かれたのに、主を差し置いて、自分がしなければと、
「自分が」「自分が」と自分が前に出て、気負い、力尽きた姿が見
せられた。「自分が選んだのでなく、主が選んで下さった」、「主
が」、そこに平安と安堵が来て、その時、自分自身と現状況、又、
今後を今一度主に委ねた。

すると不思議な事に、思い煩いと恐れが失せて行った。とにかく、
主が成し遂げて下さるから、従ってゆけばよいと思え、気が楽にな
った。すると、不思議が起きて、目の前に道が開かれ、導かれて行
き、「主の山に備え」を一つ一つと体験して行った。

今、もし行き詰まっているなら、とにかく主のもとへ行こう。心を
打ち明け、委ねて行く時、御言葉を示し、御心の解決へと導かれる。

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悩みの時、苦しみの時、「御言葉を与えて下さい」と祈ろう。御言
葉の戸が開くと、光が差し、わきまえがなくとも、悟りが与えられ
る。状況が解き明かされ、なすべき事がわかるようにされる。平安
の道へと導かれる。祈って求めよう。