2020年05月26日(火) 「恐れてはいけない。しっかり立って、きょう、あなたがたのために行なわれる主の救いを見なさい」出エジプト14:13
「恐れてはいけない。しっかり立って、きょう、あなたがたのために行なわれる主の救いを見なさい」出エジプト14:13
モーセが民を率いて出エジプトを果たした。イスラエルの民は男子 で60万、皆で200万人かと言われているが、それが全員移動するの だから、大変な事態だ。又、エジプトにとっても、それだけの労働 力が突然消失するわけで、一大事だ。民は約束の地を目指し、出発 したが、すぐに難題が来た。何と、後ろからエジプト軍の精鋭部隊 の追っ手が迫るではないか。 前は海で、絶体絶命だ。すると途端、民は、手の平返しの態度を取 る。モーセをののしり、「こんな荒野に連れて来て、死なせるのか。 エジプトにいた方が良かった」と。少し前まで主の偉大な奇跡を見 て、大賛美だったのだが。問題が起きる時、試練の時、順境の時に は隠れている、人の本性が現われ出る。主に祈っていたモーセは民 に告げた。 「恐れるな」「しっかり立て」「あなたがたのために行なわれる主 の救いを見よ」と。私たちは恐れる者だ。不安で一杯になり、大き く動揺する。主が飛んでしまい、目の前の苦しい状況に飲み込まれ てしまう。思いはどんどん増幅し、最悪のシナリオを描き上げる。 その時には、主も、御言葉も飛んでいる。 まず「恐れるな」の御言葉を堅く受け止め、御言葉に立ち、状況を 見る時に、状況が違って見えて来る。そして「しっかり立て」自分 で動き回らず、自分で何とかしようとせず、主が動かれる事を信じ て、立とう。「主が戦われる」と。 今、目の前に困難があるだろうか。まず「恐れるな」思い煩うな、 心配するなと。そして決して自分の思いと力で動かず、まず祈り、 主の導きを求めよう。主が戦って下さる。主の示しに従う時に、主 が事を成し遂げて行かれる。 ------------- 試練を前に本性はいつも恐れて動揺し、ネガティブな言葉をもらし てしまう。ここから「恐れるな」の御言葉を握り主に頼る時だ。信 じて立とう。主が働かれる。