2021年07月26日(月) 「それでもこの民は、サムエルの言うことを聞こうとしなかった。そして言った『いや。どうしても、私たちの上には王がいなくてはなりません』」Tサムエル8:19
「それでもこの民は、サムエルの言うことを聞こうとしなかった。そして言った『いや。どうしても、私たちの上には王がいなくてはなりません』」Tサムエル8:19
イスラエルの国は、主により治められていた。しかし民は、他国の ように、自分たちにも人間の王が欲しいと求めた。サムエルはもう 老齢で、息子達は利得とわいろでひどい状態だ。敵の攻撃にも、王 がいれば自分たちを守り、戦ってくれる。そのため他国のように、 自分たちも王が欲しいと。サムエルは気に入らなかったが、祈りに 持って行った。 私たちも不都合な、気に入らない事柄が起きた時、サムエルのごと く、まず祈りに持って行く事が大切だ。主は、民が、人間の王を欲 した時に、「彼らを治めているこのわたしを退けた」と。そして、 王の権利を知らせよと言われ、サムエルは、ことごとく民にどんな 犠牲があるかを知らせた。 息子は戦いに取られ、娘たちは働かされ、畑は取り上げられ、自分 の家来たちに与えられる・・そして苦しくて主に求めても、その日、 主は答えて下さらないと。しかし、それでも尚、民はどうしても王 が欲しいと言い張った。主は彼らに一人の王を立てよと答えられた。 人間が、主の警告を聞かずに、どうしても欲しいと主張し続けるな ら、主は与えられる。 しかし願いが叶えられた結果、やせ衰え、虚しくなると。「そこで、 主は彼らにその願うところを与え、また彼らに病を送ってやせ衰え させた」。自分の欲望を通して虚しくなるのでなく、私たちを愛し、 慈しみ、最善をして下さる主に従う方が、どんなに良いだろう。そ れこそが真に満足できる、喜びと平安の道だ。 ----------- せっかく与えられた主からの答が後々、悔い改めに導かれるものな ら悲しい。主の御心の中を歩むことが幸せだ。主の最善を求めて祈 りたい。