2021年10月26日(火)

「彼がしばらくの間あなたから離されたのは、たぶん、あなたが 彼を永久に取り戻すためであったのでしょう」ピレモン15  



 
ピレモン書を通して、神の摂理、ご計画、神視点で見ることを学
ばされる。奴隷であるオネシモが、主人ピレモンの家で盗みを働
き、逃亡した。奴隷が主人の物を盗み、逃亡するとは重罪だ。大
都会に紛れ込もうとしたのか、ローマへ向かった。当時ローマで
は、逃亡奴隷の処刑も認められていた。だがオネシモは、逃亡先
のローマで、パウロに出会う事となった。

そしてパウロに導かれて回心し、主を信じるクリスチャンになっ
た。パウロはそんなオネシモを、逃亡奴隷としてでなく、愛する
兄弟として受け入れて欲しいと、主人ピレモンにお願いする。
自分を迎えるように、迎えてやって欲しいと。ピレモンへの損害
は、すべて代わりに負うからと。パウロのオネシモに対する溢れ
るばかりの愛だ。

これはまさしく、主が私たちにして下さった事だ。そして、この
事は神視点で見る時、全く別の見方となる、オネシモが逃亡した
事により、ローマへ行く事になった。罪を犯しての逃亡という否
定的でしかない出来事が、主は万事益と変えられる。そのローマ
でパウロに会い、救いを受けた。神視点で見る時、オネシモが、
一時、主人のもとを離れたのは、永久に主人のもとにいるためだ
ったと。

主を通して見る時に、別の見方となる。今、目の前には、どう見
ても否定的で、害でしかない出来事があるだろうか。主に従って
行く時に、それをも万事益とされ、その時に違う見方ができるよ
うにされる。
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最悪、最低な失敗としか思えなくてもそれが新たな展開の始まり
だったという感謝な経験を何度もする。今しか見えていない事が
感謝だ。信仰によって主の最善をいつも待ち望める。