2021年12月26日(日)

「主はあなたの足をよろけさせず、あなたを守る方は、まどろむこ ともない」詩篇121:3



「山に目を上げ、私の助けはどこから来るのか」これは、エルサレ
ムへ巡礼の旅に出る時のものだ。立ちはだかる険しい山々、苦難が
待ち受ける行く手に、助けがあるのだろうか。エルサレムは遙か彼
方であり、どんな危険が待っているかわからない、だが巡礼者は、
その山々よりも、更に上に目を注いだ。「私の助けは、天地を造ら
れた主から来る」。

その山々を造られたのは主で、すべての状況も主の主権と支配の中
だ。助けは主ご自身から必ず来る。私たちの人生も、巡礼の旅のよ
うだ。険しい山々があり、荒野があり、様々な危険がある。今、行
く手を阻む困難の山がある。それは経済的困難、健康問題、仕事の
事、対人関係、又、誰にも言えない悩みだろうか。

ある生徒が、カンニングをしてしまった。良心にとがめが来て、平
安が無い。心が重苦しく、鉛を抱えているようだった。恐れと不安
にさいなまれるが、誰にも言えず、どうしてよいかわからない。恐
い。その苦しみをそのまま祈りに持って行った。主に助けを求めた。

その時に「私の助けは、どこから来るのか」の御言葉が自分の心情
とピタリと重なった。まさに自分の心の叫びだった。すると「私の
助けは、天地を造られた主から来る」と答えを得た。「主から来
る」「主は、あなたを守る方」、主に悔い改める事ができ、あれほ
ど苦しかった心が、すうっ〜と平安にされた。

誰にも言えなかった心が変えられて、翌日、担任に話しに行けた。
赦してもらえ、善処してもらえた。心がすっきりし平安に満ち満ち
た。感謝に溢れた。助けは、天地を造られた主から来る。祈りに持
って行こう。

・・・・・・・・・・・・
「苦難の日にはわたしを呼び求めよ。わたしはあなたを助け出そう。
あなたはわたしをあがめよう」と今までの信仰人生、ずっと主に助
けられて、ここまで来た。「あなたは私の助けでした」助けられな
かった事が無い。今後もどのように助けて下さるか、期待が膨らむ。