2022年05月26日(木)

「黙っているのに時があり、話をするのに時がある。愛するのに時 があり、憎むのに時がある。戦うのに時があり、和睦するのに時が ある」伝道の書3:7



主は、ご自身の時間スケジュールを持っておられる。種まきはどう
だろう。土を耕し種を蒔き、水をやっていると芽が出る。日を追っ
て、芽が少しづつ伸び、茎ができ、葉が生え、やがてきれいな花が
咲く。植物の生長にも、主は、時を定められ、主のスケジュールが
ある。芽、茎、花、実と、主の時と秩序がある。

もし、これを無視したらどうだろう。早く芽が出るようにと、人の
手で種に裂け目を入れたらどうだろう。種は死んでしまう。又、早
く花を咲かせたくて、茎を引っ張ったらどうか。主の時を待たない
なら、損なってしまい、だめにしてしまう。出る芽も出ず、咲く花
も咲かず、実も実らない。

霊的成長も同様だ。成長には必ず時間が必要だ。長い時間がかか
る。
長期戦であり、主のプランは、長期計画だ。悪あがきをせず、人生
の苦しみ、喜び、悲しみ、それぞれの「時」をしっかり受け入れ
て、
生きて行く事が大切だ。その中で鍛練し、育み、必ず一歩〃成長さ
せて下さる。

ダビデは「四方八方みな恐怖」で出口も見えない苦難の時に、「私
の時は御手の中」と言った。状況でなく、主を見て、主の手の中に
ある事を見た。そして困難な状況は、「神の時」に、導かれ回復し
て行った。

辛く苦しく何の希望も見えない時、しかしこの「時」は、愛の御手
の中にある事を覚えよう。握っておられる神に目を向け、信頼して
行こう。その時に「神のなさることは、すべて時にかなって美し
い」
ことを実際に体験して行く。
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自分の知恵でいくら知ったつもりでいても、真に生きた神との出会
いには敵わない。日々にくる苦しみも喜びも真摯に受け止め、主に
委ねたい。神の美しい時に今も生かされている。