2003年01月26日(日)

「しかし、わたしはあなたがたに言います。悪い者に手向かってはいけません。あなたの右の頬を打つような者には、左の頬も向けなさい」(マタイ5:39)

右ききの人が、相手の右の頬を殴ろうとするなら、
手のひらでは出来ない。手の甲でしか打てない。
手の甲で殴る事は、更に傷つける侮辱の意味が
あった。ひどい侮辱になったのだ。しかし、主は
何を言おうとされたのか。日常生活で他人から
頬を打たれなどまれか、ほとんどない。
これは、私達に加えられる侮辱に対して、復讐
してはならないという事だ。主は悪に対しては、
はっきりと怒られた。神の宮を商売の場として
いる様を見て、はっきりと行動された。弟子達
の事、教えの事についての尋問の際、役人が
主を打った時には「もし正しいなら、なぜ、打つ
のか」とはっきりと抗議された。悪に対し、教え
や弟子達の事に対しては、立ち向かわれた。
しかし、ご自身への批判、非難、中傷には、
一切自己弁護されない。