2003年02月23日(日)

「わたしはあなたに尋ねる。わたしに示せ。あなたはわたしのさばきを無効にするつもりか。自分を義とするために、わたしを罪に定めるのか」(ヨブ40:7)

ヨブは潔白で正しく、神を畏れ、悪から遠ざかっていた。
ヨブは神に祝福され、大勢の子供達、莫大な富が与え
られ、人々からの尊敬を受けていた。彼はこの世的に
も、この上もなく幸福で満たされていた。しかし、ヨブは
試される必要があった。見た目には見えない、心の奥
深く根ざした問題を持っていたのだ。それは、自分を義
とする態度だった。彼は神の真実な聖徒であり、神を
信じていた。しかし、心の底には彼自身も気づいていな
い自我が横たわっていた。ヨブは試練によって、底に
あるものが裸にされ、自分の真の姿を知るようにされ
た。そのために、神はサタンを許され、サタンをも利用
されたのだ。私達の内にある自己満足、自己過信、
自己正義を、試練の中であらわにし、砕いて下さる。