2023年12月26日(火)

「けれども、明るみに引き出されるものは、みな、光によって明ら かにされます。明らかにされたものはみな、光だからです。」 エペソ5:13



ある人が、夫の転勤で引っ越す事になった。夫は職務の事で、先に
現地に移動した。家の荷物を整理し、荷造りし、トラックを見送
り、自分は新幹線で引っ越し先に向かった。一人で向かう中で、こ
れまでの様々な事が脳裏を巡った。今まで過ごした地を去るに当っ
て、万感の思いがあった。沢山の数えきれない思い出がある。何よ
り主の守りを感謝し、心で祈りつつ、主との交わりの中で、色々考
えた。

一番大きな事は、隣家との関係の事だった。実は、隣家の主婦が苦
手だった。ズバズバと物を言い、どんどん入り込んで来る。お節介
に感じて、正直、非常に苦痛だった。苦手意識がどうしても出てし
まい、相手との関係がギクシャクしてしまう。しかし自分はクリス
チャンであり、主のみこころは愛する事だと思い、相手の物言いや
態度にも我慢してしまう。それがストレスとなった。

言い方にとげを感じると、傷つくので、相手を避けるようになっ
た。顔を合わさなければ、傷つくこともない。だが顔を合わさなく
ても、心は悶々で重かった。そんな時、夫に辞令が来て、どんなに
ほっとし、安堵した事だろう。これで楽になれると、内心嬉しかっ
た。そんな経緯があり、その車内で、ありのままを主に打ち明け、
祈った。

その時に、突然光が射して、とげを出していたのは、自分だと気づ
かされた。相手が嫌いで、相手の嫌な面しか見ておらず、心では相
手を裁き、責め、憎んでいた。紛れもなく、とげは自分にあった。
心から悔い改めた。心に平安が広がって、御霊の喜びが来た。新し
くされて、新しい地へと進める事に感謝した。
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以前は暗闇でも今は主にあって光となった。光に照らされ明るみに
出されることが感謝だ。暗闇の業を自覚し、認めることが出来る。
示されて、示されて、光の中を歩んでいこう。