2025年09月25日(木)

「だから、今、私をここに遣わしたのは、あなたがたではなく、 実に、神なのです」創世記45:8



父ヤコブは、兄弟の中でも、特にヨセフを可愛いがった。特別に
袖つきの長服を着せたが、それは当然のように、他の兄弟たちの
妬みを買った。ヨセフもヨセフで、彼らの悪い噂を父に告げてい
た。妬みは激しい憎悪となり、兄たちはヨセフを殺そうとするが、
ルベンが止めて、穴に投げ込んだ。

丁度そこに隊商が通り、ユダの提案により、売られてエジプトへ。
ヨセフは家族と離され、異国の地で、どんなに不安で恐れがあった
事だろう。しかし「主が共におられたので」エジプトで、主人の好
意と信頼を得た。だが主人の妻に陥れられ、無実の罪で投獄の身と
なる。アップダウンで、試練が続き、ヨセフの心はどんなだったろ
う。

だが。尚も「主はともにおられ」恵みを施され、模範囚となり監獄
長の心にかない、重んじられた。絶望的な中で、「共におられる主」
を信じ、ヨセフはその場〃で、ベストを尽くして生きた。すべての
事が、主の主権と愛の御手の中にある事を信じたので、委ねる事が
できた。そして結果的に総理大臣とされた。

信仰の目で見ると、ヨセフが先にエジプトに遣わされ、総理大臣と
され、大飢饉の中、ヤコブと一族を救う事とされる。パズルが埋ま
る時、主の深いご計画が見えて、素晴らしい主の栄光を拝する。ヨ
セフは、「私をエジプトに遣わしたのは、神」と信仰に立った。

兄たちの悪行を見るのでなく、それをも摂理のもとに用いられた、
神を見た。人生に起きる出来事を、神視点で見てみよう。今まで理
解不能だった事柄に光が差して、パズルのように、主と主のご計画
が見えて来るだろうか。
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主が選び、今ここに置いてくださっている。長い年月の導きを通し
て、目に見えない主をはっきりと実感できることは、何と感謝だろ
う。今、分からなくても主を信じて、ベストを尽くそう。