2003年10月25日(土)

「どうぞ、この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしの願うことではなく、あなたのみこころのままをなさってください」(マルコ14:36)


 ある人に深刻な悩みの事態がおこり、
ひたすら祈り続けた。
周囲にも祈りを依頼して祈ってもらっ
た。しかし、事態は一向に変わらず、
祈りの答えが見えない。募る苦しみと
辛さで、「神様、本当に聞いていて下
さるのですか」と叫び祈った。
神は真実であられ聞いて下さっている
ことは知っていたが、状況は全く変わ
らず何もどうにもならなかった。
しかし、祈りの中で自己中心な祈りで
ある事に気づかされた。自分の思い通
りに事態がなる事を求め、思い通りの
答えが欲しかったのだと。
主の祈りとなんと異なっていることか。
自分の思いしかないので、何も見えな
かったのだ。自分の思いを捨て、みこ
ころ通りにと委ねた時、平安に満たさ
れ事態も導かれて行った。