2004年07月26日(月)

「黙っているのに時があり、話をするのに時がある」(伝道3:7)



 あるクリスチャン婦人がいつも言いたい事を言っていた。嫌味や鋭い皮肉はお手のものであった。夫に棚作りを頼んだ時、夫は面倒で気が乗らなかった。君の親族に大工がいれば良かったのにと言った。腰の重い夫にムッとした妻は「次ぎの旦那は大工にするわ」と言おうとした。その時初めてこの言葉は夫の益になるかと考えたのだ。夫を生かし建て上げるだろうかと。今まで何も考えず思った事を口にしていた事に初めて気づいた。口に何のかせもなく言いたい放題だったと。私達も言葉で慰められたり、力づけられたり、引き上げられた経験があるだろう。益にならない言葉を口から出すよりも黙する方が良い。非難、中傷、愚痴、怒りが出そうな時、黙せ。
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口から出すものが人を汚すとイエス様も言われた。心にある思いをすべて良いものにできない。せめてその時に黙っていよう。出てしまった言葉は飲みこめない。