2010年05月25日(火)

「主は、ご自身が試みを受けて苦しまれたので、試みられている者たちを助けることがおできになるのです」ヘブル2:18



悪魔は、獲物を捜し回る、腹をすかせたライオンだ。鵜の目鷹の目で、獲物を狙っている。ヨブに襲いかかった。全財産を奪い、子供たちを奪い、又、ヨブの全身を腫れ物でおおった。ペテロを襲い、主を否ませた。アナニヤとサッピラの献げ物で、神を欺かせた。ダビデを誘惑し、姦淫と殺人の罪を犯させた。

悪魔は人殺しであり、偽り者であり、真理がない者だ。「あらゆる獣のうちで、蛇が一番狡猾であった」人間を遙かに超えたずる賢さ、悪知恵を持つ者だ。騙されないように心して祈っていよう。悪魔は、自由自在に思いの「火矢」を吹き込める。心に湧き上がる思いをよく見張ろう。

自分の思いでなく、悪魔が吹き込むものだ。突然人への憎しみ、敵対心が湧き起こる。ある種の邪悪な思いや、罪深い思いが浮かぶ。しかし、それは悪魔から投げられた矢であり、思いが湧いたから罪なのではない。思い自体は罪ではない。悪魔であり、それによって平安を奪われてはならない。

悪魔の火矢を止める事は出来ないが、大盾で防ぐことができる。主も悪魔の誘惑に会われたが、「罪は犯されなかった」。誘惑が来る事は避けられない。それは罪ではない。それを受け入れて、同意する事が罪を犯すことだ。主も誘惑に会われたので、誘惑が何かをご存じだ。誘惑が来た時、まず何よりも一番に「神様!」
と助けを求めよう。
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いつも心に仕掛けて来るサタンの誘惑に気づけますように。罪に同意し、罪を結実させる前に、神様と叫ぼう。そして私達のために取り成して下さっている主を思い出そう。罪の闇からいのちの光へと連れ出して下さる。