2011年02月22日(火)

「あなたがこの王国に来たのは、もしかすると、この時のためであるかも知れない」エステル4:14

                    
         
エステルは父母に死別し、養父モルデカイに育てられた。彼女が、ワシュテイの代わりに王妃とされた。ハマンがユダヤ民族絶滅の陰謀を企てた時に、この新しい王妃エステルが「王のところに行って、自分の民族のために王にあわれみを求め」たので、阻止された。

王妃の立場にあり、黙っていれば、命は助かり地位も安泰だ。しかし、彼女は同胞を救うため、「私は、死ななければならないのでしたら、死にます」と、自らの命をかけて、王に同胞の救いを求めた。エステルを通して学べる。捕囚の民として異国で生まれたのも、抜擢されて王妃になったのも、この危機のためかも知れないと。

同胞を救うために、神の完全な配剤のもと、過去も現在も環境のすべてを支配し、今の場所に置かれた。私達も成育歴が、皆、異なる。しかし、どのようなものであれ、今に至るまでの過程は、神の摂理であり、完全なご計画だ。今、思い通りでない場所、困難な現実であっても、今の場で神の御心があり、深いご計画があ
る。あなたのなすべき使命がある。

エステルは困難な状況で、死を覚悟して、自分自身を全く神に明け渡した。危急の事態が起きた時、パニックなり、とにかく方策や解決手段を捜し回ってしまう。しかし、方法ではなく、神が全く明け渡した人を通して、ご自身のみわざをされる。今の場は、神が遣わされた場だ。神の視点に立ち、なすべき事を祈って行こう。
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今そこに置かれている現実は偶然ではなく神様の摂理の中だ。私たちは何が何だわからない事ばかりだが、神様に愛されている事、必ず良くして下さっている事を信じ、自分を神様に明け渡して行こう。