2011年03月25日(金)

「互いの栄誉は受けても、唯一の神の栄誉を求めないあなたがたは、どうして信じることができますか」ヨハネ5:44


この世の価値観、自分の内の古い価値観に「比較」がある。これは根深い。この世は、神無しの世界なので、自分を量るためには「比較」しか無い。自分を確認する時に、人との「差異」で量るしか方法がない。その差異で、自分の価値を確認する。それで無意識にも絶えず人と比較しながら生きている。

信仰者も、今までの古い根深い価値観が残っているため、つい比較に走ってしまう。これは人に依存しているため、優位に立てば優越感、劣っていれば劣等感、この負のグルグルスパイラルにはまってしまう。そして、人依存なので、人に認められ、評価されたい、常に人目を意識し、外側を繕って生きている。そこに全
く平安は無い。

自分の内にも、その深い根がある事に、気づく事から始まる。人との差異で自分を量り、確認するのでなく、絶えず、御言葉を鏡として、御言葉に自分を照らし出され、確認して行くことが信仰者の生き方だ。神は私に何を求められ、何を喜ばれるのか、「神は、私に」を絶えず、祈りつつ求め、示され従って行く時に、根にある人依存の価値観が、神依存に変えられて行く。

日々、御言葉に向かい、自分を御霊に照らして頂こう。御霊は、人と比較している時に気づきを与えて下さる。気づけた事に感謝して、その目を横でなく上に向けよう。それを日々繰り返して行く中で、新しい価値観が培われて行く。
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心から平安を見い出すのは、人基準の価値観から解放されて神の前に一人でいる時だ。人の栄誉と神の栄誉の妥協点はないと覚え、どこにいても「神様は、私に」だけを求め、ぶれてもまたそこに立ち返りたい。