2011年12月23日(金)

「今、私はあなたが神の人であり、あなたの口にある主のことばが真実であるこ とを知りました」T列王17:24


大飢饉の中、エリヤが主に示されて訪ねた、ツァレファテのやもめは、ひと握り
の粉と少しの油だけがあり、何とそれで最後の食事をし、死のうとしていた。そ
の目の前に、突然エリヤが現れて、非常識な、無理な要求をした。まず、私のた
めにパン菓子を作るようにと。そうするなら、飢饉が終わるまで、かめの粉は尽
きず、そのつぼの油は無くならないと。やもめはエリヤの言葉の通りにした。

すると不思議が起こり、飢饉の間中、粉と油は尽きず、息子に食べさせる事がで
き、自分も養われた。飢饉のまっただ中で、神により奇跡をもって養われた。
ところが、その後、息子が重病に陥り、死んでしまった。エリヤはその息子が生
き返るように、主に祈り、願った。主は、エリヤの願いを聞かれた。その息子は
生き返った。

その生き返った息子を、彼女に返した時に、彼女は、エリヤが神の人であり、エ
リヤの口にある主の言葉が真実であることを、今、知ったと言った。それ以前は、
まだよくわかっていなかったが、息子の死を通して、神の言葉が真実であると身
をもって知ったのだ。彼女の内で、信仰が確かなものとされた。大きな試練であ
ったが、主と主の言葉が真実である事を、真に知る素晴らしい恵みと祝福とされ
た。

私たちも、試練は必ず苦しいが、その苦しい試みの中で、主のことばが真実であ
ることを知ったと、言えるようにされる。それは苦しみは通るが、大きな恵みで
はないだろうか。
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自分自身で対応しきれない試練が、神様の前でへりくだれる時となる。そこを通
らなければわからない神様との出逢いがあり生涯を通して神様を更に更に知って
行けることが私達の最大の祝福だ。