2002年02月22日(金)

「あなた方は地上のものを思わず、天にあるものを思いなさい」(コロサイ3:2)


 「天路歴程」の中で、ジョン・バニヤンは
「下ばかり見る人」の事を描いている。
泥と汚物の中にひざをついて、熊手を動かし
自分の人生を豊かにするであろう最高のもの
を見つけ出そうとしている。
しかし、その間中、輝く冠が、彼の頭上の手
を伸ばせば届くところに厳然とあるのだ。
バニヤンはこうまとめている。
彼の頭の上には、手に天の冠を持った者が立
っていて、彼のごみかき熊手の変わりにその
冠を差し出していた。ところが、男は見上げ
もしないし、意に介しもしない。
ただ床の藁や屑や塵をかき集めていた。
あなた方の心を天に向けなければ、天の報い
褒美、冠に何の興味もそそられないという事
だ。この世に生きているが、この世に執着し
てはならない。天の報いをひたすら求めて生
きる寄留者で旅人だ。
あなたの優先順位は間違っていないか。
調整し正せ。天から差し出されている冠に目
を留めよ。