2013年12月25日(水)

「この地の人々を恐れてはならない。彼らは私たちのえじきとなるからだ。彼らの守りは、彼らから取り去られている」民数記14:9 



イスラエルは出エジプトを果たし、約束の地カナンに向かった。その途上で、12人の斥候がカナンの地を偵察した。彼らは戻り、その内10人は「あの民は私たちより強い、民は背が高く、自分たちはいなごのようであり、敗北だ。無理、不可能だ」と言った。あとの2人は「大丈夫だ、主が占領される。彼らは私たちのえじきとなる」と言った。

しかし、全会衆は、10人の言う事が妥当に見え、失望落胆し絶望した。大声を上げて叫び、泣き明かした。エジプトで死んでいたら良かったのにと、つぶやいた。なぜ主はこの地に導き、剣で倒そうとされるのかと、主のされる事を悪意と取る。そしてエジプトに帰ろうと言い出し、ひどい不信仰に陥った。

斥候12人は全く同じものを見た。だが、カレブとヨシュアは、「ぜひとも、上って行って、そこを占領しよう。必ずできる」と言った。まず主のことを思い、主の御心を、目に見える現実に当てはめた。他の10人は、まず自分の思いがあり、目に見える所を自分の能力、持てるもので量り、結論を出した。ここが違っていた。

神を通して状況を見るか、神無しで状況だけを見るか。あなたの目の前に、今、そびえ立つ困難があるだろうか。主を見て、状況を見ているか。ただ難しい状況を見ているだけだろうか。
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目に見えるものに反応し、恐れがある時はネガティブな意見に傾いて行く。信仰に立っていない言葉を安易に口から出さないよう、その中で神様が見ているように見せて下さいと祈りたい。