2014年03月25日(火)

「私は・・ペリシテ人の地にのがれるよりほかに道はない。そうすれば、サウルは、私をイスラエルの領土内で、くまなく捜すのをあきらめるであろう。」Tサムエル27:1



ずっとサウル王に、つけ狙われていたダビデは、恐怖に襲われ、いつかはサウルの手にかかり、殺されるに違いないと思った。そして、どうすれば助かるかを考えたあげく、その策として、ペリシテの地へ逃れる事を考えた。「ダビデは心の中で言った」とある。祈ったとは記されていない。

ダビデはどんな時も主に伺いを立てた。いつも祈って、主に導きを求めて歩んで来た。しかしここでは祈らずに、自分の思いで決めた。恐怖と思い煩い、不安に飲み込まれてしまい、ガテの王アキシュの所へ行った。自分の思いで進んだ結果、アキシュのもとで、嘘に嘘を塗り重ねる事になり、更には、アキシュと共に、同胞イスラエルと戦うはめに陥ってしまう。

サウルやヨナタンと戦わなければならない。とんでもない窮地に陥った。しかし、そこに神が介入された。ペリシテの領主達が、ダビデが裏切るのではないかと、参戦させないように言って来た。アキシュはそれを受け入れ、ダビデは同胞との戦争を免れた。最悪の事態から、神は守られた。

「人を恐れるとわなにかかる。しかし主に信頼する者は守られる」。人を恐れる時、サタンの罠にかかってしまう。エリヤもイゼベルを恐れて逃亡。えにしだの木の陰で死を願った。人や状況や自分から、神に目を移そう。神を見上げ祈ろう。その時、サタンの罠から守られる。
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恐れが来ると祈っても導きを待てず「それよりほかに道はない」との罠に陥ってしまう。本当にそれよりほかに道はないのか、まず祈り尋ね、落ち着いて神を見上げよう。