2015年07月25日(土) 「『主よ。この人はどうですか』・・『あなたは、わたしに従いなさ い』」ヨハネ21:21
「『主よ。この人はどうですか』・・『あなたは、わたしに従いなさ い』」ヨハネ21:21
ある一人暮らしの独身女性。年末になりイルミネーションが輝き、 街がクリスマスでにぎやかに、キラキラし出すとたまらなく寂しく なった。巷がにぎわい、特に家族団らんが溢れる年末年始はひどく 孤独に感じた。周囲の家庭を見ては、神は不公平だと不満が募った。 その時、ぶどう園の例えで気づきが与えられた。朝早くからぶどう 園で働いた人達は、賃金に満足していた。一日の労を終えるなら、 その日の糧を得て帰宅できるのだ。妻子の喜ぶ顔を思い、又、その 日の賃金が保障されているのだから、暑さの中も平安に働けた事だ ろう。 ところが隣と比べた途端、感謝と平安が吹っ飛び、不平不満と怒り で一杯になった。隣を見る事がなければ、自分に与えられた報酬に、 満ち足りたままではないだろうか。 彼女は、自分の心の態度の問題だと気づいた。人との比較ではなく、 また、自分の思い、自分の理想との比較でもなく、ありのままの自 分を認め、そこで、横ではなく上を見て、主に従って行くなら、来 る日も来る日も平安で幸せでいる事ができるのだ。 比較を止めて、主と自分の関係の中で歩もう。主の御心を絶えず尋 ね求めて、御心を行って行こう。人に関係なく、自分は主と共に常 に平安と喜びの中を歩める。 ・・・・・・・・・・・ 比較が無ければ、どんなに平安で幸せだろう。比較に気づかされる ように、絶えず祈っていよう。気づかされる度に、気づけた事に感 謝して、目を横から上に転じて行こう。主がいつも共におられて、 気づかせて下さる。気づきに感謝して歩もう。