2015年11月24日(火)

「アハブは不きげんになり、激しく怒りながら、自分の家にはいった・・ナボテが「私の先祖のゆずりの地をあたなに譲れません」と言ったからである」T列王21:4




アハブ王がナボテに、彼のぶどう畑が欲しくて譲るよう言った。も
っと良い代わりを与えるからと。しかしナボテは断った。これは正
当な事であった。律法に先祖から受け継いだ土地を、売ってはなら
ないと定められていたからだ。もし貧しさゆえに、土地を売った場
合にも細かい定めがあった。

買い戻しの権利のある親族が買い戻さなければならない。神の定め
であり、ナボテは神に従った。するとアハブ王はすねて、不機嫌に
なり、激怒した。「寝台に横になり、顔をそむけて、食事もしよう
としなかった」。自分の要求が通らず、思い通りにならないので、
ふてくされて、何もしたくない。アハブは自分が正しくないことは
わかっていた。

間違いだとわかっていても、自分の要求が通らないことに腹を立て
る。どこまでも欲望を通そうとする。間違いを間違いと認めない時、
更に罪に進み、罪を重ねて行く。結局、妻のイゼベルによるそその
かしと策略により、ナボテを殺害する。私達も、自分の間違いは、
はっきり認めよう。でなければ罪に更に罪を重ねて行く。

又、自分の思い通りにならない時、そこに門を閉じておられる主を
認め、へりくだって、主の御心を受け入れよう。別の門が開かれる。
最善の道が用意されている。自分の欲望でなく、主と主の御心を第
一にする時、真の満足と御霊の喜びを得る。何にも代えられない。
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強い思いと御言葉が相反するとき、素直に従えない自分を知るが、
自我を押し通すと遠回りの道を行くことも十分知っている。主に従
えない者ですと祈っていたい。