2016年03月25日(金)

「イエスは弟子たちに、『さあ、向こう岸へ渡ろう』と言われた」マルコ4:35




岸辺にいた弟子たちは、夕刻になって、主に「さあ、向こう岸に渡
ろう」と言われる。その御声に従い、岸辺を離れ、舟を漕ぎ出すと、
途上で嵐に会った。ベテラン漁師たちも、死ぬかと思うほどの嵐だ
った。主のみこころに従って、大変な嵐に会った。試練であった。
しかし、嵐の中で、湖に「黙れ、静まれ」と主のひと言葉で、風が
ピタリの止み、あの大嵐が静まった。

弟子たちは大きな恐怖に包まれて、「風や湖までもが言うことをき
くとは、一体この方はどういう方だろう」と。心底驚いた。みここ
ろに従わず、岸にとどまっておれば、安全ではあったが、この主が
神の子であること、自然界をも支配されていることを知ることはな
かった。アブラハムも「あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの
父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい」と言われた。

「そうすれば、あなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し・・」
と。あなたにも、「向こう岸へ」「あなたの父の家を出て、わたし
が示す地へ行け」と言われているだろうか。快適な今の場所、安ら
かな場、落ち着いた、安定した生活を捨てて、新しい御心へと導か
れているだろうか。まだ見た事もない世界、不安や恐れがあるかも
知れない。

今の居心地の良い場を離れたくない。しかし主は、新しい世界に導
き出して下さり、信仰を試され、鍛錬し、ぐっと信仰の成長を与え
て下さる。あなたの「向こう岸」、「わたしの示す地」は、新しい
働きか、誰かを赦す事か、和解か、信仰の一歩前進だろうか。
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風や波は必ず来るが、「さあ、向こう岸に渡ろう」との主の招きが
感謝だ。必ず祝福の地へ渡れる。主の励ましを信じて、今日も一歩
を漕ぎ出そう。