2016年05月25日(水)

「主があなたがたのために戦われる。あなたがたは黙っていなければならない」出エジプト14:14





モーセにより、出エジプトを果たしたイスラエルの民を、神は荒野
の端にあるエタムに宿営するよう導かれた。ところが、神は「引き
返すよう」に言われ、そして海辺で宿営するように命じられた。追
っ手が来るやも知れず、一刻も早く少しでも遠ざからなければなら
ない中で、神はあえて引き返させられた。

その通りに従ったが、エジプトの王パロはすぐに戦車を整え、自分
で軍勢と全戦車を率いた。どんどん追い上げ、海辺に宿営している
民に追いついた。せっかくエジプトを出たのに、パロに追いつかれ
てしまった民は、どんな思いだったろう。「臆することなく」出て
行った民だったが、「非常に恐れて、主に向かって叫んだ」。

大変な恐怖に襲われた。なぜ神は、少しでも先に行くべきところを、
あえて引き返させられたのか。「パロとその全軍勢を通してわたし
は栄光を現わし・・」と理由が告げられている。試練、問題、苦し
みを通して、栄光を現わされる。主の栄光のためだ。「恐れるな、
立って、主の救いを見よ、黙っていよ」、黙って、主の救いを見よ
と。

立ち向かえ、交戦せよとは言っていない。主が戦われると。今、目
の前に、困難が立ちはだかっているだろうか。その問題を通して、
主は栄光を現わされる。信じて立とう。主がどのようにみわざをさ
れるのか、立って、主の救いを見よう。
------------
海の水が分かれるなどと、想像も理解もはるかに超えた主のご計画
が次の展開にはある。私の計画、私の考えでなく主の御心がなりま
すようにと、自分の不信仰と日々戦いたい。