2021年04月24日(土) 「勇気を出しなさい。あなたは、エルサレムでわたしのことをあかし したように、ローマでもあかしをしなければならない」使徒23:11
「勇気を出しなさい。あなたは、エルサレムでわたしのことをあかし したように、ローマでもあかしをしなければならない」使徒23:11
パウロは、主からローマ行きを示されていた。だが、第3次伝道旅 行の後、エルサレムに寄った際に「除いてしまえ。生かしておくべ きでない」と人々に殺されそうになり、引き裂かれるのではと思う ほどの大変な騒動になった。捕らえられてしまい、ローマに行く事 は、閉ざされたかのように、全く不可能に見えた。 しかしその監禁により、却って暗殺者から守られる事になった。又、 でたらめな、実の無い裁判に見えたが、それは総督ペリクスやフェ ストに証しをする機会となった。そして丁度アグリッパ王がフェス トに会いに来たため、王にも福音を語る機会が与えられた。何とい う主の支配と導きだろう。 パウロは更にローマ皇帝に上訴したため、これがローマへの道を開 き、パウロの思いとは全く違い、囚人としてであったが、ローマに 向かう事になった。その船が幾日も大嵐に会い、危機的状況となり、 最後の望みも絶たれようとしていた。しかしパウロは必ずカイザル の前に立つとの、主の言葉を信じていた。 船は座礁したが、主の示し通りに、全員が岸に辿りつき助かった。 「こうして、私たちはローマに到着した」。パウロは無事ローマに 着き、福音を伝える事になった。紆余曲折はあるが、どんな障害が あっても、主は必ず語られた言葉を実現される。100%成就する。 あなたは今、途上の苦しい中にいるだろうか。何もかもうまく行か ないだろうか。しかし結末がある。「こうして、ローマに到着し た」。必ず、あなたに約束された御心は、主が成就させられる。信 じて忍耐しよう。 ・・・・・・・・・・・ パウロのローマ到着への行程は、パズルのピースが埋まって行くかの ように、すべての出来事がふさわしい場所に配剤されていた。又、 それは一見、負の出来事だ。しかし重大な意味を持って埋まって 行く。私たちも今、負にしか見えないその事が、栄光へと結果して 行く。、