2021年10月25日(月)

「まことに、まことに、あなたがたに告げます。あなたがたがわた しを捜しているのは、しるしを見たからでなく、パンを食べて満腹 したからです」ヨハネ6:26



「まことに、まことに、あなたがたに告げます。あなたがたがわた
しを捜しているのは、しるしを見たからでなく、パンを食べて満腹
したからです」ヨハネ6:26

主は5千人の給食の奇跡をされた。それを見た群衆は、主を王にか
つぎ上げようとした。主は、人々が、無理やりに、王とするために
連れて行こうとしているのを知って、一人で山に退かれた。そして
弟子たちを無理やり舟に乗せ、向こう岸へ行かせられた。大勢の群
衆が主を信じると言い、主の後を追いかけ回しているのは、主ご自
身を求めてではないと言われた。

主のみわざにより、そこに霊的な恵みを見て、この方こそまことの
神、主キリストと信じて、ついて来たのでない。パンがもらえるか
らであり、そして更なるパンで満たされたいがためだと。満腹と
は、
自分の欲望が満たされる事であり、自分の満足、自己実現だ。肉の
満足、世の楽しみが欲しいばかりで、そこに主が生ける神である事
や、永遠の恵みを見る事はない。

主は、求めよと言われる。そして祈りに答え、必要を満たして下さ
る。しかし気をつけていないと、私たちの祈りは、ひたすら自分の
欲望満足だけに向かう。主を求めるのも、そのための手段となって
しまう。そしてそうなら、欲望が叶えられず、思い通りにならない
なら、遅かれ早かれ主のもとを離れ去る。

主は、そんな私たちをあわれみ、時に、思い通りでない状況を与
え、
別の答えを与えられる。よく考えさせるためであり、動機を探ら
せ、
省みさせて下さるためだ。心を探り、取り扱い、成長へと導いて下
さる。何のために、主に従っているのだろう。御霊により心探って
頂こう。主が御心へと正しく導いて下さる。
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祈りが叶えられたら満足し、叶えられなければ他の方法で欲しいも
のを得ているのではないだろうか。主を求める姿勢を探られる。主
の霊的な恵みを目指していたい。