2021年11月24日(水) 「妻も承知のうえで、その代金の一部を残しておき、ある部分を持 って来て、使徒たちの足もとに置いた」使徒5:2
「妻も承知のうえで、その代金の一部を残しておき、ある部分を持 って来て、使徒たちの足もとに置いた」使徒5:2
嘘はいけないとわかっていても、人は嘘をついてしまう。なぜ嘘を つくのだろう。虚栄心の問題がある。自分をよく見せたい見栄があ る。良い人に見られたい。能力を認められたいし、賞賛されたい。 その欲は、本来の自分以上の者に見せようとする。アナニヤ夫妻は バルナバが畑を売って献げた時の、皆の賞賛を見た。 自分たちも賞賛が欲しくて、持ち物を売った代金の部分を持参し、 全部の振りをした。だがそれは故意であり、偽りであった。ペテロ はアナニヤに、サタンに心を奪われ、聖霊を欺いたと指摘した。偽 りは聖霊を欺く事だと。妻も同様に偽り、二人共息が絶えた。偽り は悪魔から来る。悪魔は偽りの父だ。 信仰に偽りが入り込むと、信仰が立ち行かず破綻してしまう。聖霊 の御声と悪魔の声が判別できなくなる。夫妻は献げる事において全 く自由であり、これは一部ですと献げれば良かった。そしてまず彼 らは何より悔い改める事ができた。又、人は貪欲のために嘘をつ く。 サウル王は、アマレクを打ちすべて聖絶せよと命じられた。が、従 わずに最良のものを惜しみ、取っておいた。それが発覚した時に、 民による事だと嘘をついた。嘘は、嘘で上塗りをし、何重にも罪を 犯して行く。悪魔の攻撃は絶えず来る。いつも祈っていよう。 私たちには肉があり、欲がある。悪魔は巧妙に弱いところに誘惑を しかけて来る。祈って主に拠り頼んでいるなら、誘惑に気づかせて 下さる。そしてもし偽ったなら、すぐに悔い改めよう。そうするな ら主は豊かに赦して、平安を返し、導いて下さる。 ------------ 主が最も嫌われた偽善を簡単に行ってしまう。良く思われたいと足 りないところを偽っていく罪と弱さを覚え主に頼っていよう。足ら ないものは足らないといつも正直に主にも自分にも向き合いたい。