2003年01月25日(土)

「愛する人たち。自分で復讐してはいけません・・もしあなたの敵が飢えたなら彼に食べさせなさい。渇いたなら、飲ませなさい」(ローマ12:20)

旧約律法では「目には目を、歯には歯を」と教え
られていた。これは復讐せよとの意図ではなく、
むしろ慈悲のゆえだった。目には目を、の法律
が定められる以前は、ある人が他人を傷つける
と、復讐は種族間にまで及んだ。報復の傷をつ
けるだけでなく、殺人にまで至った。互いの種族
が殺し合いにまで発展したのだ。それで復讐の
制限のための法律であった。目をやられたら、
身体全体に傷を負わせたり、殺人にまで発展
してはならない。報復は目だけに限定せよと。
歯をやられたら、歯だけにと。しかし、主イエス
は尚も進んで、全く復讐してはならないと言わ
れた。勿論、この生き方は自分の力では絶対
に不可能だ。罪の性質は何十倍もの報復をし
たいのだ。自分を全く明け渡し、御霊によって
歩む時、奇跡が起こる。