2024年07月25日(木)

「バビロンに七十年の満ちるころ、わたしはあなたがたを顧み、 あなたがたにわたしの幸いな約束を果たして、あなたがたをこの 所に帰らせる」エレミヤ29:10



エレミヤの時代、イスラエルはアッシリヤに滅ぼされ、アッシリヤ
は、バビロンに倒された。バビロンはどんどん侵攻し、国々を滅ぼ
し、とうとうユダの民も、バビロンに捕囚の身となった。当時のユ
ダは神から離れ、偶像礼拝に陥り、堕落していた。預言者たちは人
受けのする、耳ざわりの良い言葉だけを語り、平安が無いのに「平
安、平安」と言っていた。

しかし神の人であるエレミヤは、主に従い、混ぜ物をせず、真っ直
ぐに神の言葉を語った。そのために迫害を受け、苦しめられた。そ
して敵であるバビロンに捕らわれの身となる、真っ暗な状況の中
で、エレミヤは神の言葉を語り続けた。今は、「災い」としか見え
ないが、この事は「平安と将来と希望」のためのものだと。必ず平
安へと導かれると。

すぐに解放にはならないので、その地に住みつき、腰を据えて生活
せよと、そして、その町の繁栄を祈れと。それは自分たちの繁栄に
なるからと。私たちも苦しみの時は、一番欲しい言葉は「即、問題
解決」「即、悩みからの解放」だ。しかし口先だけの励ましは、更
に傷を深くする。

思い通りではない現実を受け入れる時、その中で主からの支え、励
ましにより生きて行ける。現実を受け入れる事が大切だ。いつまで
もそのままではなく、「70年の満ちる頃・・あなたがたを帰らせ
る」。現状の中で主に従って行こう。そこには「平安」が約束され
ている。そして御心の時に、主が解放して下さる。
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現実を直視し、その中で主のご計画を信じ、地に足をつけて暮らし
ていたい。明日の事はわからなくても主がご存じだ。全てを委ね
て、時が満ちるのを待とう。