2025年05月25日(日)

「アハブはナボテに次のように言って頼んだ。『あなたのぶどう 畑を私に譲ってもらいたい・・その代わりに、あれよりもっと良い ぶどう畑をあげよう』」T列王21:2



アハブ王は、宮殿の隣にあるナボテのぶどう畑で野菜畑を作
りたくて、欲しくてたまらず、不機嫌になっていた。ナボテに、代
わりにもっと良い畑を与えるからと、譲るよう要求した。しかし
ナボテは断った。これは正当な事であり、律法に先祖から受け
継いだ土地を売ってはならないと、定められていた。

もし窮乏ゆえ、土地を売った場合も細かな規程があり、買い戻
しの権利のある親族が、買い戻さなければならない。神の定め
であり、ナボテは神に従った。するとアハブ王は激怒し、すねて
不機嫌になった。「寝台に横になり、顔をそむけて、食事もしよ
うとしなかった」。自分の要求が通らず、思い通りにならないの
で、ふてくされる、子どものようだ。

アハブは、神の御心が自分の思いと違う時、自分を捨てて従う
のでなく、正しくないことはわかりながら、怒り、欲望を通そうと
する。間違いを認めない時、更に罪に進み、罪に罪を重ねて
行く。妻イゼベルは夫を支配していて、彼女の画策により、ナ
ボテを殺害してしまう。

私たちも、もし自らの間違いを認めるなら、罪に罪を重ねる事
から守られる。又、思い通りにならない時は、門を閉じておら
れる主を認め、受け止めよう。御心を受け入れる事を学ぼう。
主は別の良い道を備えておられる。自らの欲望でなく、主の
御心を求める時、肉の快楽でなく、御霊からの満足と喜びを
経験する。

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自己中心でわがまま、欲望が通らなければ、ふてくされる。
肉は、まさしくこのようだ。信仰生活長年経ても、これなら悲
しい。砕かれ、自分に死んで行くことが成長だ。自分ではでき
ないので、目の前の御霊の導きに一歩づつ従おう。