2001年03月25日(日)

「人はたとい全世界を手に入れたとしても、まことのいのちを損じたら、何の得がありましょう。(マタイ16:26)

ある雑誌に、優勝したプロバスケ
ットチームのコーチだった、スポ
ーツアナウンサーの生涯が載って
いた。華やかなコーチ人生の間中
勝つ事に没頭していた。癌が発覚
した時、突然目が覚め、物事の見
方が全く変わった。今まで熱烈に
執着していた物や価値が虚しい事
に気づいた。自分にとってスポー
ツはもはや何の意味も持たなかっ
た。それまで、妻や子供達とほと
んど一緒に生活していなかった。
自分は20年間トップレベルにい
て、全米タイトルを勝ち誇り、5
0才過ぎたら辞めて、家族のため
に時間を使うつもりだった。今で
は真に愚かに思う。しかし、その
頃は、世界制覇しか眼中になかっ
た。私達はこの世界の拍手喝采の
空しさやそれを得ても、家族の価
値や霊的なものを失う愚かさをわ
かっているだろうか。まだゴール
を定め直す時間はある。今すぐ方
向転換し、キリストのために生き
る事を始めよう。決して虚しくな
い、又、後悔の無い人生のために。