2008年12月25日(木)

「わたしは彼らを贖おうとするが、彼らはわたしにまやかしを言う」ホセア7:13


ラジオから身の上相談が流れて来た。ある半端でない、非常に厳しい苦悩の状況にある
相談者に、解答者も答えに窮した。

すると、その解答者は率直に「申し訳ないですが、何も言って上げる事ができません。
ごめんなさい」と言って二言三言励ました。

プライドゆえにごまかしたり、その場を繕ったり、知ったかぶりをしたりせず、正直に
無力を認めた、そのカウンセラーは誠実で立派だった。

神は常に私たちを助けよう、助けようと待ち構えておられる。
しかし、私たちの態度が問題だ。どうであれ、正直である事が重要だ。

正直で、真実で、ありのままでありさえすれば、神はどんな状態でも導いて下さる。
「あなたは心のうちの真実を喜ばれます」主は自分の中にあるものを、ありのままを
認める事を喜ばれる。その反対が、まやかしだ。

良い子で神の前に出ようとする。自分を繕う。率直でない。仮面をつけて神の前に出る。
本音と建前があり、裏表がある。弱さを神の前でも、人の前でも決して認めない。

隠していたい。弱味を見せたくない。しかし、ありのままを認めて行く時、御霊の光に
照らされる。光は心の隅々まで照らし出し、二面性のない、裏表の無い人格を形造る。
私たちはどうだろう。主が贖おうとされるのに、まやかしを言っているだろうか。
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神様の前に誰もが隠したい事はあるだろう。御霊に照らされる時、醜い自分があらわになる。
醜いまま、弱いまま神様に助けを求めていこう。自分の弱さに正直に。