2009年02月22日(日) 「エッサイの子がこの地上に生きているかぎり、おまえも、おまえの王位も危うくなるのだ」Tサムエル20:31
「エッサイの子がこの地上に生きているかぎり、おまえも、おまえの王位も危うくなるのだ」Tサムエル20:31
サウルはダビデが気に入り、自ら召しかかえた。ダビデはサウルに仕え、戦いに 勝利を重ねて行った。 そんな時、女たちの「サウルは千を打ち、ダビデは万を打った」との言葉を耳に した時に、サウルは怒りが湧き上がり、ダビデへの疑いが湧き、疑心暗鬼で見る ようになった。 ダビデへの妬みは憎悪となり、殺意となった。ある時、殺そうと、ダビデに槍を 投げつけた。その槍は壁に突き刺さった。 主が共におられたので、ダビデはどんどん大勝利を収めて行き、サウルはますま す恐れた。 ダビデはずっとサウルに命をつけ狙われたが、ダビデは決して王の命を狙おうと はしなかった。神から油注がれた王であり、神を畏れていた。 どのような危険があろうとも、神が自分を守って下さるとわかっていたので、自 分で自分を守ることをしなかった。サウルは、ダビデに自分の地位を奪われるの ではと恐れ怯えた。そして、息子ヨナタンのためだと言いつつ、ヨナタンがダビ デをかばうや、ヨナタンまで殺そうとする。ダビデへの妬み、憎悪、敵意はとど まるところを知らない。 王位、地位、人の命、生き死にも、境遇も人にはよらない。「高く上げることは、 東からでも、西からでもなく、神が」の通り、すべてが御父の主権と、ご計画の 中にある。サウルは王権が神からのものと捉えることが出来なかった。それゆえ すべてが敵となってしまった。主に委ねて安んじていよう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 主の主権と支配を認めるかどうかで、何もかもが変わって来る。ダビデは主を畏 れ、サウルは人を見て恐れた。サウルは人を恐れ、周囲の状況に振り回された。 ダビデは主の主権を認め、いっさいサウルに反撃せず、尚かつ大勝利した。