2011年04月23日(土)

「シモンの持ち舟に乗り、陸から少し漕ぎ出すように頼まれた」ルカ5:3


一匹の獲物も無かったペテロは疲れ果て、早く帰宅して休みたかったろう。主が御言葉を話しておられるのに、脊を向け、網を洗っていた。そのペテロに、主に、舟を少し出すよう言われた。ペテロは、先生の頼みという事で舟を出した。主は舟から岸の群衆に語られた。

ペテロは特等席だ、否応なく御言葉が耳に入る。話終わった主は、ペテロに、深みに出て漁をするようにと言われた。ペテロは徹夜で働きクタクタだった。プロが捕れなかったのに、素人に何がわかる。朝に魚などいるわけがない。又、網を洗い直す手間が・・。家に帰って寝たい。様々思いと違ったが「でも、お言葉通り」網を下ろした。すると大漁だった。

まず主が舟を少し出せとの言葉に、小さな一歩に従った。その次に、大きな一歩が来た。私たちも小さな一歩に忠実に従う事により、主は次々と従うべき事を示される。そして今まで味わった事のない破格の祝福を見る。今、些細な事でも示されているなら、「少し漕ぎ出せ」との御霊の指示に従おう。そこから次へと展開する。

又、あなたにとって「深みに漕ぎ出す」とは何だろう。信仰の一歩前進だろうか。浅瀬にいないで、一歩、前に踏み出す決心だろうか。又、主との交わりの深みへと招かれているか。又、今まで目を閉じて、触れないで来た、しかし薄々感じている、痛いその問題の解決の事だろうか。
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主を信じ救われた後は、示しに応答しながらその中で個人的に主を知り、破格の祝福を経験して行く。今、主が語ってくださることをよく悟れて、少しでも深みに漕ぎ出して行きたい。