2011年08月24日(水)

「こうして後、ダビデは、サウルの上着のすそを切り取ったことについて心を痛めた」Tサムエル24:5


サウルが殺意に燃えて、追って来た時、ダビデ達は、ほら穴の奥に隠れていた。それを知らずに、サウルはそのほら穴で用をたした。もしこの時、見つかっていたなら、ダビデは殺されていただろう。しかし「サウルはいつもダビデを追ったが、神はダビデをサウルの手に渡さなかった」の通り、神の主権において、神はダビデを守られた。その所で、サウルは眠ってしまった。

ダビデの部下は、今こそが神からのチャンス、千載一遇の機会と、ダビデにサウルを打つよう進言した。しかし、ダビデは「油注がれた方に対し、主の前に絶対にできない」とサウルの上着のすそをこっそり切り取った。そして、その事だけでも心を痛めた。部下を説得し、サウルを襲う事を許さなかった。ダビデは神を畏れ、神を信じ、信仰に立っていた。

サウルはダビデをつけ狙ったが、ダビデは決して攻撃をしなかった。そしてサウルに、ひれ伏し、わざわざ自分の非を詫びた。そして自分はずっと無実であり、この時にも手を下さなかった事を、認めて貰えるようお願いした。被害者が加害者を許し、へりくだって、お願いするという驚くべきダビデの姿だ。「サウルは声を上げて泣いた」が、この後もサウルの妬みは去らず、悪化の一路をたどった。しかし、暗闇が地をおおう時こそ「あなたの上には主が輝き」ひどい嫉妬、悪意、悪質な攻撃の中で、その信仰は、ますます輝きを増す。
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相手がどうであれ、神様が求めておられる態度で接して行きたい。神が立てられ与えられた家庭や学校、職場にあってお手上げの状態になる時、相手に流されず御霊にお任せする事ができますように。