2012年05月24日(木)

「しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべての事を教え・・」ヨハネ14:26            

       
                  
ある父親が、子供のために祈る時、いつも「神様に従うよう。悪い言動や態度が変えられるよう。ちゃんと勉強するように」ああなれ、こうなれと祈っていて、ある時、気づかされた。子供に常に要求だけしている自分、それはつまり「お前は、今のままではダメだ」と言い続けている事だと。子供を認めることをせず、子供を理解しようともせず、ただ変えようとしているだけの自分に気づかされた。

変わるべきは子供でなく、自分自身であった。自分が一番の問題児であった。心から悔い改めて、いっさい家族への要求を止めて、家族に感謝する事を始めた。妻を、子供を与えられている事、幸せな家庭が与えられている事を感謝し始めた。そして、この家族をより幸せにするために、自分は何ができるかを求めて祈り始めた。すると、家の中の空気が一変した。ピリピリ、ギクシャクした空気が流れていた家庭に、暖かい雰囲気が溢れ、和やかになり、皆がリラックスできるようになった。神の愛が家庭に臨んだ。

人を変えようとする時、そこに裁きや批判、不満が存在し、そこには神の愛が無い。しかし、感謝して行く時、そこに神が働かれ、温もりと喜びが流れる。何かいら立ちがある時、自らを振り返ってみよう。御霊が心の内側を照らし出して、導いて下さる。
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平安がないなら心を主に向けて主に尋ねる時だ。求めるなら主が教えて下さる。主が変えようと願っておられるのは私自身だということを心のざらつくごとに気づけますように。