2012年12月24日(月)

「こわがることはない。マリヤ。あなたは神から恵みを受けたのです」ルカ1:30 

   
マリヤは、御使いガブリエルから、突然の「受胎告知」を受けた。ヨセフと婚約中で喜びの中にいた時に。「おめでとう、恵まれた方・・」との御使いの言葉に、マリヤはひどく戸惑った。「あなたは男の子を産む」と。「どうしてそのような事が・・男の人を知りませんのに」とマリヤは率直に戸惑いの思いを御使いに向けた。婚約中に妊娠が知れたら、姦淫の罪で死刑だ。周囲にどんな目で見られるのか、家族親族への世間の目は、どうなるのだろう。何よりもヨセフは何と思うだろう。

しかし「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおう」と。恐れも不安も心配も、思い煩いも聖霊がおおわれる。「神に不可能は一つも無い」との言葉に、マリヤは、よくはわからなかったかも知れないが、「あなたのおことばどおり、この身になりますように」と、身を差し出し、応答した。マリヤの信仰だ。マリヤが望んだ事でも、選んだ事でもない。主が一方的にマリヤを選ばれた。

主は何でもおできになるが、しかし、私達の自由意志による応答により、神のわざを進められる。マリヤが応答した時に、聖霊により子を宿した。そして、マリヤは賛美した「本当にこれから後、どの時代の人々も、私をしあわせ者と思うでしょう」。幾多の困難はあるかも知れないが、しかし、主に従う道は、最も幸せな道だ。
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主に不可能はないと主を信じ、人の知恵では計り知れない主のお導きに応答したマリヤの信仰に学びたい。恐れも不安もゆだね「おことばどおり、この身になりますように」の謙遜が、今日も語り継がれる。