2013年05月24日(金)

「だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます」マタイ6:33


ある人が、極めて多忙な日が続いていた。難しいプロジェクトに取り組んでいて、早朝出勤、深夜帰宅の日々だった。仕事量も多く、又、その企画が思うように進まず、対人関係においても多大なストレスが重なった。とうとう過労で倒れ、入院静養になった。しかしひと息つくと、仕事が気になって仕方がない。イベントの日も迫り、気が気でない。即、退院をと思うが、ドクターストップをかけられる。

ただベッドの上で、何もどうにもならなくなった時、やっと主に心を向けることができた。余りにも忙しく、デボーションの時間も無く、主が飛んでしまっていた状態だった。久し振りに聖書を開き、心を静めて祈った。何の邪魔もない、静かな時間に、現在の心の焦り、心配、思い煩い、すべての心の重荷を一つ一つ主に打ち明けた。「神の国とその義とをまず第一に求めなさい」から、遠くかけ離れた日々であり、主から離れ、自分の思いで生活していた事に気づかされた。

何のための仕事か、本末転倒になっていた。悔い改め、目の前の仕事を主に委ねた時に、心がすーっと平安にされた。仕事ではなく、主を第一に生きて行きたいと思った。プロジェクトも主が最善をして下さると信じる事ができて平安だった。すると、不思議な事にイベント前に、医師から退院許可が出た。
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私達には御言葉もあり祈ることも出来るのに、主に求めず、尋ねずつい自分の力で自分を満たすために動いてしまう。今の生活の優先順位はどうだろう。主の備えて下さるものだけを求めているだろうか。