2013年10月23日(水)

「あなたがたは・・奴隷の霊を受けたのではなく、子としてくださる御霊を受けたのです。私たちは御霊によって、「アバ、父」と呼びます」ローマ8:15


ある人が小さい頃から、弟や妹の面倒をずっと見て来た。両親が働いていた事もあり、親代わりに世話をして来た。親も疲れ果てて帰宅する毎日に、親にも甘えるどころか、親の親になっていた。自分の気持ちを抑え込み、良い子でなければならず、良い子でずっと生きて来た。信仰を持ってからも良い子クリスチャンだった。

自分では全く気づかなかったが、神の前でも良い子でいようとする。だから主と何か距離があって、神の愛が頭でしかわからなかった。実感が無かった。本心を隠したまま、自分の本当の気持ちなど、決して出せなかった。ところが度重なる試練に、八方塞がりで追い詰められ、行き詰まり、良い子を演じる余裕など無くなり、限界状態で、ついに本心を神にぶつけた。怒りだった。これまで従って来たのに、散々な状況に怒りが爆発した。

しかし、その本心を神にぶつけた時、初めて主から答えを得た。主との生きた交わりを経験した。主に何でも心の内を言っていい事がわかった。今まで言えなかった。心が心底楽にされ、喜びが湧き心底の平安、安堵を初めて経験した。本心を隠したまま、良い子で主の前にいないだろうか。その本心を受け入れて下さっている。「アバ、父=お父ちゃん」と、子供になって素直に御前に出てみよう。
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初めに神様が私たちを愛してくれているから、ありのままでも親しく近づいて行ける。神様に個人的に触れると喜びがあふれて来て、まさにお父ちゃん!だ。内側から自分が大きく変えられる。