2015年08月24日(月)

「マリヤはその良いほうを選んだのです。彼女からそれを取り上げてはいけません」ルカ10:42



私達は、絶えず選択をして生きている。その選択によって、人生が
変わって来る。「マルタという女が、喜んで家にお迎えした」とあ
り、マルタは、喜んで主をお迎えし、喜んでもてなした。もてなす
ことは、大変尊い働きだ。最初は喜んで、もてなしていたのだが、
しかし途中で、喜びが失せてしまった。

「いろいろなことを心配して、気を使っています」との主の言葉の
通りに、マルタはあれもこれもと、色々な事に心が分かたれ、いら
立って来た。「心が落ち着かず」、思い煩い、心配し、イライラピ
リピリしている。そして、妹のマリヤが、何もしていないのを、何
ともお思いにならないのかと、主を責め、主への文句になって行っ
た。

こんなに忙しいのだから、手伝うように言って欲しいと。主に指図
までする勢いだ。喜んでしていた事が、いつしか自分の正しさでマ
リヤを量り、裁いてしまう。しかし主は「マルタ、マルタ」と愛情
を示しつつ、「どうしても必要なことは一つだけ」と、主は、マリ
ヤは正しい選択をしたと弁護された。

私たちの日常は、様々なもので溢れている。様々のなすべき事、様
々の情報、様々な対人関係で、あふれ返っている。人の労力も精神
力にも限界があり、時間も1日24時間だ。すべての事をする時間
は無いし、すべての人と付き合う時間も無い。御心にかなった「選
択」が必要だ。主を第一に、主の喜ばれる選択を祈りつつ、従って
行こう。
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目の前の多くの「しなくてはならない」こと。その全てに反応し、
いつしかマルタになっている自分に気付く。自分自身がストレスの
元となる前に、主の前に静まり優先順位を正し、心整えよう。